「英語は喋れるようになりたいけど、忙しくてそんな時間がなかった」「若い頃は海外への憧れもあったけど、50代を過ぎるとなるとなかなか…」と英語を勉強したい。
海外留学にも興味はあるけど、年齢という壁が気になってチャレンジできない。という人は多いのではないでしょうか。
そんなシニア世代におすすめしたいのが、フィリピン語学留学です。
『留学=若者』というイメージが強い人もいるでしょうが、最近では、50、60代のフィリピン留学への関心が高まってきています。
今回はそんな50代からのシニア世代におすすめのフィリピン語学留学について紹介していきます。
フィリピンの特徴と魅力
フィリピンは日本人に人気のリゾート地のひとつで、セブ島やルソン島といった数多くの島々から成り立つ国です。
日本から最も近い英語留学ができる国フィリピン!特徴やメリットとデメリットを紹介
島や地域によって話されている言語が異なりますが、フィリピン全体の公用語は英語とフィリピン語であるタガログ語です。
フィリピン経済は今まさに急成長中しており、出稼ぎ労働者からの海外送金や政府によるインフラ投資などによって、今後ますます発展していくことが予想されます。
また、リゾート地としてだけではなく、日本を含めたアジア圏からは留学先としても人気を集めています。
欧米諸国に比べて自国から近く、物価も安いことなどから費用を抑えて英語を学べると評判も高いです。フィリピンはリゾート地としても留学先としても多くの魅力がある国だと言えます。
50代からのフィリピン語学留学のメリットとデメリット
人気のフィリピン留学にはたくさんのメリットがあります。
特におすすめする3つのメリットと、注意するべき2つのデメリットをご紹介します。
【メリット1】時差が少なく、気候も安定しているので体にかかるストレスが少ない
50代からのシニア留学で気になるところは、体にかかる負担や渡航にかかるフライト時間などではないでしょうか。
フィリピンは日本から約4時間程度で渡航することができますし、時差も1時間だけなので時差ボケやフライト疲れは欧米諸国への渡航と比べると圧倒的に少なくなります。
また、フィリピンの気候は年間を通して温暖で過ごしやすいという特徴があります。
6~11月が雨季、12~5月が乾季という南国気候で、雨季は日本の梅雨とは異なり、雨がずっと降り続けるというわけではなく、スコールのように一気に降ってその後はカラッとするので、日本より過ごしやすいでしょう。
【メリット2】自分の好みに合わせて授業スタイルを選択できる
フィリピンの語学学校は、グループ授業かマンツーマンレッスンか、朝から晩まで勉強するスタイルか、海や観光地などを満喫しながら勉強するスタイルか、といった自分の好みや目的に合わせて授業スタイルを選ぶことができます。
カナダやアメリカといった欧米の留学先でもマンツーマンレッスンはありますが、人件費が高いため授業料が倍以上したり、人気のコースのため順番待ちになってしまったりとなかなかハードルは高いです。
その点、フィリピンではマンツーマンレッスンを比較的安く受けられるので、先生から個別に指導を受けたいという人におすすめです。
【メリット3】留学プランに宿泊先や食事が含まれている
フィリピンでは、語学学校が滞在先のホテルや寮などを提供している場合が多く、食事も三食付いてくるプランを案内しているところが多いです。
滞在先には、ジムやプール付きのまさに高級リゾートホテルのような宿泊施設もあり、学校での勉強疲れを存分に癒すことができます。
場所によっては、学校と滞在先のホテルが同じ建物というところもあり、面倒くさい移動をすることなく快適に過ごせます。
留学期間を快適に過ごしたいというシニア世代のニーズに応えられる滞在スタイルが充実していることもフィリピン留学のメリットです。
【デメリット1】クラスの輪や周りの雰囲気に馴染めない場合も
シニア留学のデメリットはその人の個性や特性によって異なり、デメリットを全く感じなかったという人もいるのでこれはあくまで一例です。
例えば、個人の性格的に若い人の輪に入っていくことに抵抗がある人は、孤立しやすいというデメリットがあります。
語学学校のグループレッスンの場合、国籍比は偏らないように配慮されていますが、年齢に関しては若い人が集まりやすい傾向にあります。
それをプラスに捉えて新しい出会いを楽しめる人もいますが、それをストレスに感じてしまう人にはデメリットになりえます。
【デメリット2】持病がある人や疾病に不安がある人にはリスクがある
持病や疾病といった健康面に関する不安は、シニア世代だと気にせざるを得ないポイントとも言えるでしょう。
万が一の時に英語で症状を説明できるか、日本と同じレベルの医療サービスが受けられるのかといった不安がありますよね。
健康面の不安がある場合は、事前に英語のおくすり手帳や診断書を用意しておくことをおすすめします。
また、日本人スタッフが常駐している学校も多いので、予め事情を説明して理解を得ておくことも方法です。
50代におすすめフィリピンの語学学校3選
50代からでも通える、通いやすいフィリピンの語学学校を3つ絞ってご紹介。
3選ともセブ島の中でも安心して通える語学学校なのでぜひ参考にしてください。
Cebu Blue Ocean(セブブルーオーシャン)
Cebu Blue Ocean(セブブルーオーシャン)はセブ島の海の見えるロケーションにある語学学校です。
滞在先は豪華なリゾートホテルで、学生向けのジムやカフェ、リゾートプールといった設備が充実しており、リラクゼーション施設としても最高の環境です。
この学校の魅力は滞在先だけではなく、初心者から丁寧に学べるように、それぞれの特性を理解して指導できる優秀な講師陣がいることです。
また、シニア世代にとって心強いスクールナースがいるので、急な体調不良の時にはきちんと病院にも付き添ってくれるといった万全の体制が整っています。
QQ Englishシーフロント校
QQ English(キューキューイングリッシュ)はセブ島の中でも大規模な語学学校のひとつです。
このシーフロント校は2015年に開校され、近くに空港やリゾートホテルなどがあるセブ島のリゾート感を満喫できる学校です。
教育方針や学生のケア、マンツーマンレッスン、施設、総合的に高い評価を得ており、50代以上のシニアも快適に安心して過ごせる環境が整っています。
オーシャンビューで宿泊先の前にはすぐに海が広がっているので勉強の疲れを癒しリラックスするのに最高のロケーションでもあります。
CEGA
CEGAはセブ島にある日本人経営の語学学校で、50代以上のシニア世代も多く留学しています。
日本人スタッフが常駐しており、丁寧で迅速な対応をしてくれるので、フィリピン生活での不安を解消することができます。
この学校の特徴は入学時点で決めることは、マンツーマンレッスンかグループレッスンにするかと授業数だけで、英語習得の目的や目標に合わせて柔軟に対応してもらうことが可能です。
気になる食事や宿泊施設などもしっかりと管理されており、シニア世代も満足できるクオリティになっています。
シニア世代が語学学校を選ぶ時にチェックすべきポイント
今回は、シニア世代におすすめのフィリピンの語学学校をセブ島を中心に紹介しましたが、他の島にもシニア向けの語学学校があります。
そこで、シニア世代が語学学校を選ぶ際に気を付けていただきたい5つのポイントも紹介。
ぜひ参考にしながら自分の目的に合った学校を探してみてください。
- 小/中規模の語学学校(生徒数の少ないアットホームな校風)
- セミスパルタ校かノンスパルタ校にする
- 食事や滞在先の充実度
- 日本人スタッフが常駐しているかどうか
- 学校全体の年齢層やターゲットにしている世代
フィリピンのセミスパルタ校・ノンスパルタ校・スパルタ校について
フィリピンの語学学校にはセミスパルタ校・ノンスパルタ校・スパルタ校の3つのタイプがあります。
このうちのスパルタ校は校則や規則が厳しく定められており、勉強時間も朝から晩までというかなりハードな校風です。そのため、親元を離れて、自己管理が難しくなりやすい学生や若者をターゲットにしています。
ちなみに、今回紹介した3つの語学学校は全てセミスパルタ校です。セミスパルタ校やノンスパルタ校は比較的ルールも少なく、個々のペースでゆったりと勉強を進められるので、大人のシニア世代におすすめです。
フィリピン語学留学にかかる費用
フィリピン語学留学にかかる費用は、通う学校やコース、渡航期間によって大きく異なります。一般的にフィリピンは物価が安く、他の英語圏の留学先と比べて費用を抑えられることで人気です。
フィリピン留学の場合、留学費の中に滞在費や食費なども含まれていることから、費用の見通しが立てやすくなっています。
フィリピン留学の中でも、最も人気の高いセブ島留学の場合であれば、ひと月15万円前後で留学することが可能です。
例: CEGA セブ校
- ライトコース…マンツーマンレッスン4時間(4週間) 167,900円(一人部屋)
- レギュラーコース…マンツーマンレッスン6時間(4週間) 198,000円(一人部屋)
※この料金に含まれるもの
授業料、宿泊費用、食費(平日三食、土日、祝日は朝食のみ)、インターネット
よくある質問
- 若い人ばかりだろうし、50代で語学留学なんて本当に大丈夫?
確かに、アメリカやカナダといった欧米の語学学校は10代や20代といった若者が大多数を占めますが、フィリピンはその限りではありません。
中でもセブ島はシニア留学で人気の語学学校が多く、シニア世代の割合が多いところもあります。
最近では「海外事業のある部署に異動になって英語を勉強したい」「退職後に海外ボランティアや日本に来た外国人に観光案内をしたい」といった様々な目的で50代以上のシニア世代が留学することも珍しくありません。
フィリピンではそんな同年代の人にも出会うことができます。
- 英語には自信がないし、生活や食事といったフィリピンの環境に適応できるか心配
健康面や海外での生活に関する不安など、フィリピンでの生活そのものに不安を感じる人も多いですよね。
特にシニア世代では、体調に関する不安や宿泊先の環境や食事のことなど、生活に密接に関係する不安点なども多いでしょう。
基本的にフィリピンの語学学校には、日本人のスタッフやアドバイザーが常駐しているところが多く、困った時には日本語で助けを求めることができます。
- 渡航におすすめの時期や留学期間は?
フィリピン語学留学は、高校生から20代の若者にも人気が高く、特に7、8月や2、3月といった学生の夏休みや春休みの期間は多くの学生が集まってきます。
そうなると、どうしても学校全体の雰囲気は落ち着かなくなってしまうので、可能ならばそういった時期を外した4~6月、10~12月中旬といった時期に渡航するのがおすすめです。
また、いきなり長期間の留学は、心身ともに加わるストレスも大きくなります。
まずは最短の1週間~1ケ月程度の短期にとどめておき、問題なさそうであれば留学期間を延長することもできるので、最初はまず短期留学といった形からスタートすることをおすすめします。
【まとめ】50代フィリピン留学
『人生100年時代』と言われるようになり、ひと昔前と比べると50代は「まだまだ若い世代」と分類されるようになりました。
社会人としてのキャリアや家庭も落ち着き「さあ、次は何をしようか」と考え始める年代とも言えるのではないでしょうか。
これからの日本は、ますます海外から多くの観光客を迎えるようになり、ビジネスシーンでの海外とのやり取りは増え、英語の需要は高まっていきます。
フィリピン語学留学では、これからの日本に求められる英語力をしっかりと身に付けることができます。50代、新しいことにチャレンジする面白さを、またもう一度味わってみてはいかがでしょうか。