ニュージーランドの大自然を満喫!ニュージーランド留学の魅力とは?
ニュージーランドは大自然を満喫できるアクティビティが充実しており、観光地として人気の高い国です。また、教育水準の高さや個性を大切にする教育指針などが注目され、留学先としても高い評判を集めています。「ニュージーランドに留学するのはどんなメリットがあるの?」と思う人もいるのではないでしょうか。今回はそんなニュージーランドの魅力や留学するメリットやデメリットを紹介します。
ニュージーランドの特徴や魅力
ニュージーランドは日本から飛行機で約11時間、時差は3時間程度の南半球にある島国です。
人口約500万人でヒツジが約3,000万頭という、人間よりもヒツジの方が多い自然豊かでのどかな雰囲気があります。ニュージーランドの首都ウェリントンには、美しい景観が広がっており、さまざまな大ヒット映画の舞台になりました。
ニュージーランドは北島(オークランド・ウェリントン)と南島(クライストチャーチ)に分けることができ、南に行くほど平均気温は低くなります。
日本と同じように四季を持つ国ですが、夏と冬の気温はそれほど大きく変わりません。夏は日照時間がとても長く、夜9時頃まで明るい日もあります。
ニュージーランドの紫外線は日本の約7倍とも言われているので、日焼け止め対策はかかせません。
ニュージーランドの魅力
特に素晴らしいとされるニュージーランドの魅力を3つご紹介します。
先住民の移民の文化、多様性を重んじる誰もが生きやすい国
ニュージーランドは昔イギリスの植民地だったことから、公用語は英語です。実はニュージーランドの人口の14%が先住民族のマオリ族で、彼らの母国語であるマオリ語も英語と同じように公用語です。
また、移民の受け入れに寛大であることでも有名で、世界中からさまざまな文化や宗教を持つ人が集まっています。お互いの価値観や文化を尊重し合い、助け合うという考えが浸透しており、さまざまな背景を持つ人に対する配慮や思いやりがあるのがニュージーランドの魅力です。
世界一女性が活躍しやすい国
1893年に世界で初めて女性の参政権を認めたのがニュージーランド。2017年から首相に就任したジャシンダ・アーダーンは昨今の画期的な政策で注目を集めていますが、実は女性の首相は彼女で3人目なのです。
ニュージーランドの女性管理職の割合は国会議員で約40%、民間企業では約25%を占めており、これは年々増加傾向にあります。性別や宗教に関係なく活躍できる社会があるのが大きな理由です。ニュージーランドはまさに世界一女性が活躍しやすい国と言えるでしょう。
広大な自然と充実したアクティビティ
ニュージーランドには手つかずの大自然があふれており、人々はその自然を大切に守りながら生活しています。そういった自然を満喫できるキャンプやハイキング、シュノーケリングといったアクティビティが充実しているのもニュージーランドの魅力です。
特に、スカイダイビングやバンジージャンプといった日本ではなかなか経験できないようなことも、ニュージーランドでは盛んに行われているので、全身で大自然を味わうことができます。
ニュージーランド留学のメリットとデメリット
日本人から留学先として人気の高いニュージーランド。
そんなニュージーランドへ留学するメリットとデメリットをご紹介ます。
これからニュージーランドへ留学したいとお考えならば、ぜひ参考にしてください。
ニュージーランド留学の3つのメリット
教育水準が高く、留学生に優しい充実したサポート体制
● NZQAによって補償された高い教育レベル
ニュージーランドは全ての教育機関を監督する政府機関NZQA(New Zealand Qualification Authority)が、高い教育水準を保てるように厳しい認定を行います。
語学学校に対しても例外なく行われ、教育の質や内容がランク付けされて公表されます。また、NAQAは留学生の授業料の補償も行っています。こういったサポートは欧米では受けられないので、まさにニュージーランドに留学する最大のメリットだと言えるでしょう。
● 留学生の生活を守る規定がある
さらにニュージーランド政府はCode of practice for the pastoral care of international students(留学生の生活保障に関する服務規程)という留学生の生活を守るための規定を世界で初めて設けました。留学生を受け入れる機関はこの規定をクリアしている必要があります。
この内容は、留学生が物理的・精神的に安全な環境で過ごせるように生活を保障し、学校が授業料や入学金などに関する情報を適正かつ正しく開示しているか監視する、留学生の学業と安全を守るための規定です。
おおらかな国民性と多民族国家のため、留学生が受け入れられやすい
ニュージーランドの魅力は多様性を受け入れ、お互いを尊重し合う文化があることです。そのため、海外から集まる留学生に対する理解があり、その土地に馴染みやすいこともニュージーランド留学のメリットです。特に、初めて留学をする人にとって、海外での生活はまさに不安だらけです。
言葉が通じるかどうか不安、買い物の仕方が分からない。そんな状況で、ニュージーランドの人は温かく声をかけてくれます。
フレンドリーでおおらかな国民性なのでスーパーや街中で気軽に話しかけてくれる人も多く、心細い留学生にとってそれはきっと涙がでるくらい嬉しい経験になるでしょう。
自分がよそ者ではなく、その土地のコミュニティーの一人になれるということは、日本以上に嬉しく感じられることです。
比較的治安が良く、一年を通して過ごしやすい気候
ニュージーランドは世界的に治安が良いことで知られています。警察官が銃を所持していないことから見てもいかに安全かが分かります。
ただし、日本と比較すれと置き引きやスリといった軽犯罪は多いですし、場所によっては治安が良くないところもあります。現地の情報をしっかりと仕入れて夜遅くは出歩かないといった危機管理も必要です。また、夏と冬で気温差が大きくないことや、冬でも日中の平均気温が12~16℃と過ごしやすいこともポイントです。
年間を通して過ごしやすい気候が続きます。
2つのデメリット
日本と比べると不便
ニュージーランドは全てが便利な日本と比べると不便なことが多い国です。24時間営業しているお店はなく、ほとんどが夕方には閉まってしまいます。良い意味でも悪い意味でもおおらかな国民性なので、バスや電車も時間通りには来ません。
シャワーの給湯システムが日本と異なるので、ホームステイ先などでシャワーの時間が制限されることもあります。ただ、「郷に入っては郷に従え」とあるように、不便に感じることもしばらくすれば慣れていて、それなりにやっていけるようになるでしょう。
地震が多く、気候の変動が大きい
日本と同じようにニュージーランドは地震大国で、いつ地震が起きるか分からないというリスクを抱える国です。2011年の地震では多くの日本人が被害に巻き込まれました。
また「一日のうちに四季がある」と言われるほど一日の中で気温差が大きく、天候が変わりやすい傾向です。体が慣れるまでは、気候の影響で体調を崩しやすいというデメリットがあります。
ニュージーランドのおすすめの語学学校
学校を選ぶ際に参考になるのが、ニュージーランド政府機関NZQA(New Zealand Qualification Authority)による認定です。
語学学校を選ぶ基準であるカテゴリーとは
カテゴリーが4つに分けられており、カテゴリー1、2の学校は授業内容や質が非常に優れているもの。カテゴリー3、4になると、優れていないと判断された学校になります。なので、学校を選ぶ際はカテゴリー1、2の学校から選ぶのがおすすめです。ちなみにカテゴリーによって留学生にもメリットがあります。
● カテゴリー1(授業内容や質が優れている学校)の場合
学生ビザを所有し、14週間以上フルタイム(週20時間以上)の就学の場合、週20時間以内であれば働くことが可能です。つまり、ワーキングホリデービザや就労ビザが取得できなかった人でも勉強しながら働けます。
● カテゴリー2の場合
基本的に働くことはできませんが、6か月以上のコースを受講し、IELTS5.0以上の場合は働けます。
今回はその中からカテゴリー1のおすすめの語学学校を紹介します。
NZLC(New Zealand Language Centres)(ニュージーランド・ランゲージ・センター)
NZLC(ニュージーランド・ランゲージ・センター)はカテゴリー1の語学学校の中でも授業の質やプログラムの充実度、アクティビティの豊富さなどにおいてニュージーランドでナンバー1と言われています。オークランドとウェリントンにキャンパスがあり、充実した設備があります。
NZLCではTOEICやIELTSコースといった試験対策コースからジネス英語、英語講師養成コースなど選択肢の充実したコースを展開しています。放課後に無料で仕事探し講習会があり、仕事探しやインターンシップ、ボランティア活動に必要な内容をしっかりと学ぶことができます。
Auckland English Academy(オークランド・イングリッシュアカデミー)
Auckland English Academy(オークランド・イングリッシュアカデミー)は英語の基礎からIELTSのような試験対策のコースまで、それぞれのレベルに合わせた丁寧な指導を受けることができます。また、TESOLやJ-SHINEなど児童に英語を教えるための児童英語教授法コースがあります。このコースでは、現地の幼稚園や小学校へ訪問しニュージーランドの教育現場を見ることができます。この学校のユニークなプログラムでバリスタコースがあります。ニュージーランドでラテアートチャンピオンになった経験のある講師による実践的な指導を受けることができ、エスプレッソマシーンの使い方からカスタマーサービスまで学べます。
LSI(Language Studies International)(ランゲージ・スタディーズ・インターナショナル)
LSIはニュージーランドの他にカナダやイギリス、アメリカなど世界7カ国に16校のキャンパスを持つ語学学校です。講師は経験豊富で、世界各国から集まる留学生の国籍比のバランスもよく、英語学習に最適な環境で学べます。
コミュニケーションに力を入れている学校なので、授業では積極的に発言できる機会を取り入れています。TOEIC、TOEFL、IELTSといった試験対策も受講でき、初級から上級までそれぞれの英語レベルに合わせたコースを選べます。
ビジネス英語レッスンも行っており、プレゼンテーションや交渉といったビジネスシーンで必要な英語力を実践形式で学べるので、社会人のキャリアアップを目指す人におすすめです。
生活や留学にかかる費用
● 航空券 約8~20万円(往復)
南半球にあるニュージーランドの季節は日本とは真逆で、日本の冬の12~2月がまさに夏まっさかりです。
そのため、年末年始の長期休暇とも相まって航空券は高くなる傾向にあります。経由便やLCCなどを使ったり、渡航時期をずらしたりすると費用は抑えることができます。
● ビザ申請費 無料(日本国内からオンライン申請の場合)
ニュージーランドで3ケ月以上、週20時間以上のフルタイムの授業を受ける場合、学生ビザを申請する必要があります。
ただ、日本国内からオンラインで申請すれば、費用はかからず無料で学生ビザを取得することができます。情報は頻繁に更新されるので、移民局の公式ホームページを確認してください。
https://www.immigration.govt.nz/new-zealand-visas
(ニュージーランド移民局 公式HP)
● 学費 約10~20万円(1ケ月)
学費は受講するコースの期間や選択するプログラムによって異なります。ニュージーランドの語学学校は質とレベル共に高い教育水準を誇ります。学費以上に満足のいく結果を得ることができるでしょう。
● 健康診断 約2~4万円
ニュージーランドに6か月以上渡航する場合、結核診断の受診が必要です。また、渡航歴によってはさらに追加の健康診断が必要な場合もあるので、移民局の公式HPで確認しましょう。健康診断を受診する場合は、国の指定病院でなければなりません。。
● 滞在費 約5~10万円(1ケ月)
滞在費は滞在スタイルによって異なります。ホームステイであれば朝食と夕食付きで約8~10万円程度、アパートなどでルームシェアを行った場合は5~8万円のところが多いです。都市部になるほど高くなるのは日本と同じです。
● 生活費 約2~4万円
ニュージーランドはカナダやアメリカと異なり、外食でのチップ文化がありません。欧米と比べると外食費を抑えることができそうですね。野菜や果物などは日本より安い物もあるので、自炊をするなどすると生活費を抑えることができます。
● 海外旅行保険 約2~25万円
ニュージーランドは留学生の保険加入が法律によって義務付けられています。加入方法は、日本の保険会社に加入する方法や、学校が指定した保険会社に加入する必要がある場合があります。ニュージーランドはワーキングホリデーや長期留学など留学生向けの保険会社が充実しています。プランによっては充実した補償で日本の保険料よりも安い場合もあるので、渡航期間やプランに合わせて保険を選んでみてください。
幼児教育の先進国ニュージーランドで保育を学ぶ
実は今、ニュージーランドの幼児教育が世界中から注目されています。特に日本ではニュージーランドの幼児教育の現場に視察に行き、その保育観や仕組みなどを現場に取り入れている幼稚園や保育園なども増えてきています。幼児教育の先進国ニュージーランドで保育を学ぶ魅力について少し紹介します。
ニュージーランドの教育指針「テ・ファリキ」
「テ・ファリキ」とは、ニュージーランドの教育の根幹で「子どもの個性を活かし認める教育」を目指すための指針です。テ・ファリキにはさまざまな要素で構成されており「子どもたちの個性を伸ばし、自主性を高め、意欲を持って行動できる」ためのものです。ニュージーランドではテ・ファリキの概念に基づいた幼児教育が行われているので、多様性を受け入れ、互いの違いを尊重し合える人格形成がなされています。
ニュージーランド留学では保育園や幼稚園でボランティア活動ができる
ボランティアを通して実際のニュージーランドの保育の現場を見ることができます。ニュージーランドの保育の現場で働きたいと考えている人にとって、ボランティアの経験はコネクションを作るのにも役立ちます。
園長や職員との信頼関係を築くことができれば、その先の道が開ける可能性もあるからです。「保育留学」というプログラムがあり、英語の勉強と幼稚園や保育園でのボランティアの両方ができるプログラムや、オペアプログラム(個人宅に滞在し住み込みで子どもの保育を行う)などがあります。
ニュージーランド語学留学のまとめ
ニュージーランドには日本にはないさまざまな魅力が溢れる国です。
女性が活躍しやすく、自然豊かで、幼児教育の先駆者。留学を通していろいろな発見ができそうですね。
ぜひ、そんな魅力を思い切り満喫するニュージーランド留学に挑戦してみてはいかがでしょうか。